魔法の仏法、摩訶の摩耶、縄文の密教(ウシトラ・ウルトラ・タントラ) Magic Buddhism, Mahā Maya, Jomon Esoteric (Ultra TantrA) 字義的には仏法に非らざるを魔法というのが本来だが、仏法自体がマジカルな存在、妙法でもある。また、密教は黒魔術の要素 ( 呪殺、性儀礼 ) も含んでいる。チベットの学僧プトン (1290-) の ” 密教四分法 ” では、後期密教の無上ヨーガほど高度であると解釈しているが、日本では左道化とみなし、淫祠邪教として弾圧された歴史がある。 1. 所作タントラ:修験系 2. 行タントラ:台密系 3. 瑜伽タントラ:東密系 4. 無上瑜伽タントラ:藏密系、左道密 ( 真言立川流、幻視奇妙団 etc.) . 藤子不二雄 A 『魔太郎が来る ‼︎ 』 漫画『孔雀明王』の一コマを参照されたし。斯くなる哉? ” 秘密集会 ” 。しかし、かつて「大人の巡礼」というコンセプトで、河口慧海ばりのチベット旅行を遂行した己レであるが、終ゾ、こんな淫靡なる現場には巡まれなかった。タントラは寺院の壁画や経典に封印されているのみであった。西藏世界はまるで『おしん』ワールド。胸に沁みるぜ清貧のヴァイブレーション。オンマニペメフム南無観音 即ち、日本における左道密教への弾圧は、痴の種子を滅却させたのではなく、封印から解いてしまったのだと考えてみる。エログロを含む秘儀術が巷に解禁された、その結果が現代日本の性の氾濫、風の俗の Now- 鹿 - 蝶、脱倫脱帽オマ毛にダッふンだートーキョー AV. 事情。オウム真理教のごとき紛い物も産まれたし、先に紹介した、ふくしま政美の漫画も、巷に漏れ出た無上ヨーガのスピンオフか。 . 荻野真 『 孔雀王 』 日本における正式タントラ仏教寺院の設立と ” 痴蟲 ” の封印が求められる。それは、性犯罪や暴行事件、自殺事件の大幅な削減に繋がると信ずる。そして、来たる超高度ストレス社会に対抗すべく、歌垣のような健全で明るい性的祝祭空間を、キチンと剃髪した僧侶あるいは下々に優しい宮の管理下にて、復興させるのも妙案ではなかろうか。 . 手塚 治虫『三つ目とおる』 佐伯俊男『...