パクられた⁉︎

PSY構築されつつある、「縄文・仏教(密教)・女神派」という我が一大思想であるが、パクられたか？ と一瞬思った本が、最近出版された。夢枕獏『縄文探検隊の記録』だ。その帯に「空海密教と縄文の神々の驚きの関係。」とキャッチーなフレーズがあり、オレのブログがネタちゃうん？と思った。実は、まだ未読なので何とも言えないが、氏の小説『神々の山嶺』には感銘を受けた口なので、今回も楽しみ！近々読みたいと思う。

そもそも、「縄文」と「仏教」という組み合わせは、私なりに独自の文脈で結構以前に思い付いたのだが、その時には既に、中沢新一がどっかの雑誌で語っていた。もっとも、中沢先生はオウム真理教にも影響を与えた密教理論で名を馳せたのだし、また、『アースダイバー』というすこぶる面白い縄文秘話や、坂本龍一との共著『縄文聖地巡礼』などの著作があるのだから、そのミックスも当然の帰結であろう。但し、理論的構築は、それ程進んでいないように見受けられる。「零の宮アラハバキ法身仏母」という我が主張を是非参照していただけたらと思っている。

中沢先生は、現代日本の言論界の中では、最もお気に入りの一人である。しかし、私の中では、詩人カテゴリーだ。いわゆる詩など雪片ほども見かけないが、「詩人」としてリスペクトしている。学者や政治家としてではない。ちなみに、今回の夢枕氏の本の推薦文を記している。

仏教に傾倒し始めた頃、私は「唯仏論」ということをよく言っていた。これは、聖徳太子の句とされる「世間虚仮、唯仏是真」に、「唯物論」をかけた洒落たコンセプトであるが、数年後に、呉智英が『知的唯仏論』というのを宮崎哲弥との共著で上梓した。氏はネットなんか見ないだろうし、シンクロ的な逆影響かしら、と思った。結構なファンで、夫子の主催する以費塾の受講こそ出来なかったものの、学習院や川崎ミュージアムなどの講演に足を運んだことがある。論語を軸とする封建主義を標榜していたが、唯仏論とは矛盾しないのか、心配だ。もう一踏ん張りして、老荘思想ものでアヤフヤにしてスッキリするようなものもお願いしたい。

弘法大師空海は、若干24歳にして、儒教道教仏教の比較論『三教指帰』を著し、仏の優秀を説いている。一種の唯仏論といえようか。しかし、今の私は、「唯仏」ではなくて、「南無三」である。仏だけでなく、法(ダルマ)と僧(サンガ)も、同様に崇めねばならない。これは、禅の祖師「達磨」大師や、エミシの一つ「サンカ」にすら拡張されうるのだ。更に、３という秘数の力によって、「縄文・仏教・女神」というテーゼが導き出されたものである。

蘆在洙(ノ・ジェス)の『宇宙一美しい奇跡の数式 ０＝∞＝１』を本屋で見つけた時も一瞬、パクられた！と思った。もっとも、私のは、詩の中のさり気ない一節として「０＝∞  ∴」と綴ったものである。更にこれも、そもそもは、仏教の世界観である三界の一つ無色界の、第一段階といわれる「空無辺処」のコンセプトを数式化しただけである。ついでに言うと、「１」という数字は、三界の一つ色界の最上位「色究竟天」に相応しい気がする。ゆえに私の場合、(１＜)０＝∞であるのだが、その後に「∴」という記号が付される。これは、秘数「３」を暗示しているのだ。因みに、私はこの数式を使って、アインシュタインの「E=mc^2」と戦ったことがある(瞑想的思索的試合)のだが、勝負は引き分けであった。

さて、米国のトランプ大統領が台頭し、北朝鮮問題と対峙して間も無く、私は、この構図に対して、皮肉を込めて、東京裁判の写真資料(東条英機と大川周明)に落書きし、某SNSにて国際配信した。それから間も無くして、大川の著作が復刊されていたので、マスメディア・出版界では全く無名な私であるが、何がしかの影響力が既にあるようだ。

しかし、本当に是非ともパクってほしい、或いは影響を与えたいと思っていることは、なかなかかなわない。即ち、東日本大震災による東京電力福島原発事故の関連である。以下に、箇条書きで記すので、事実の正否を精査しつつ、どしどしパクってくれ給え。即ち、

・放射能被害は東北より関東の方がヤバそうだってこと。

・食品流通によって全国的に内部被曝が拡大したらしいってこと。

・被災地は今？とか特番組んで差別化してるが、テレビ局のあるソコも立派な被曝地帯じゃねえかいってこと。(周辺の土壌や、今日の昼飯の汚染具合は如何？)

・震災前から原発反対の私のような立場からは、東電だけでなく消費者全て、聞く耳持たなかったんだから、ギルチー！だってこと。(福島人の自由制限しておいて、東北のイメージ汚しておいて、自分らは大丈夫だしと「薄情な目付きで知らぬ顔は」、The Happy End！)

・就職や結婚など、日常的、個人的な場で差別は展開される。福島県庁に、関東人用のパスポート発行機関を設置せよ。かなりの差別緩和となるだろう。五年か十年に一度のイベント、東京からはたかだか200kmくらい。新幹線で90分。これから海を越えて出かけて行くのと比べたら、そんくらい容易い行程。差別に歯止めをかける直接的政策の一つである。

・被曝は遺伝子破壊をもたらし出産や小児の健康に影響があるといわれるが、性病ではないので性交渉によって感染するものではない。国際間の恋愛において、愛する人に負担をかけたくないなら、結婚出産という選択肢は捨てて、ひと時のアバンチュールに徹するのも一つの愛のあり方か？ 

・自身が福島生まれなので、海外でも福島応援・東京批判をしていたら、離れて行く人が増え、事業も停滞し、結局撤退を余儀なくされた。しかし、東電にも都庁にも殆んど無視される。友達もかなり失った。オレは全く『魔太郎が来る』の気分さ！「この怨み・・・」

・東京の口車に乗せられたとはいえ、原発を誘致した福島の側にも幾許の責あり。東北他県の立場からすれば、この件に関する、あるべき政治的関係の力学は 「東北他県 > 福島 >>> 東京 ≒ 関東」。

・2020年の東京五輪は、震災後間も無く決定した。その意義を間違うな。東京だけ潤うってのはやめてくれヨ！

・北野武は、出口王仁三郎の再来か⁈